株式会社コンテンツリー（CONTENTREE CO., LTD.）では、MBC社との契約に基づき、国内外の韓ドラファンが待ち望んだ韓国ドラマ『その電話が鳴るとき』シナリオ集（韓国版） の発刊が決定いたしました！

ドラマ制作企画意図

絵画のように美しい男女、しかし…
まるで絵画から抜け出してきたかのように美しい男女がいた。

男は大統領府報道官、女は手話通訳士。

二人は、表向きは完璧な夫婦を演じていた。

しかし、実際には心の声は届かず、会話もない。

そんな二人の間に、ある日、一本の脅迫電話が鳴り響く。

それは、まるで閉ざされた心の扉をこじ開けるかのような出来事だった。

希望のかけらも見えなかった夫婦の間に、二人の秘密を知る脅迫犯が現れ、皮肉にも、互いに知らなかった素顔をさらけ出していく。

これまで目を背けていた本音、積み重なった誤解、そして心の奥底に押し込めていた感情が、否応なく溢れ出す。

これは、決して特別な夫婦だけの物語ではない。

電話よりも文字が手軽な現代。

感情を伝えるのは、言葉よりも絵文字。

直接会って話すことさえ躊躇し、電話に出ることさえ恐れる「コール恐怖症」という言葉が生まれるほど、コミュニケーションの形は大きく変わった。

誰かと心を通わせることは、夫婦だけでなく、親子、友人、同僚の間でも難しい。

言葉にしなければ伝わらない。言葉にしなくてもわかり合えることなどない。

このドラマは、断絶された夫婦関係を乗り越え、真のコミュニケーションを取り戻していく物語。

会話が不足している、コミュニケーションを避けている、本心を隠し続けている全ての人々に、慰めと共感を与えることを目指している。